100万部以上売れている知育本
ジョン・メディナ著 絶対に賢い子になる子育てバイブル 100万人が信頼した脳科学者のこれ本当?を全て解決! を読みました。
脳科学者の著者が科学的根拠に基づいて、赤ちゃんの脳の発達について書いています。
内容は濃く、ボリュームのある1冊でした。
その中で私が育児しながら実際に取り入れたことをいくつか紹介していきたいと思います。
この本が気になっている方、知育に興味のある方の参考になればと思います。
大事なのは共感すること
「共感すること」この本の中で著者が力強く主張していました。
よく共感を示している両親の元で育つ幼児は、神経系の発達が促されるらしいです。
さらに夫婦間でよく共感していると、結婚生活が円満にいき子供にもいい影響があるそうです。
反対に、夫婦仲が悪いと赤ちゃんの発達中の脳と神経系に悪影響が起こる場合も。
共感・・・相手に理解を示すだけでいい。
そのためには、
1相手の感情を読み取る
2そうなった原因を推測する
この2点を行なっていけばいいかと思います。
例えば、
相手が疲れてそうな顔で機嫌が悪そうにしていたら→
顔が疲れているように見えるけど今日は大変な1日だったの?と声をかけるとか。
赤ちゃんと顔をつきあわせながら行うボディランゲージや身振りが、脳を発達させる
生後0ヶ月から積極的に行なってくださいと書いていました。
私がしたことは、
・おむつを変えるときに声かけ
・お出かけする日は1日のスケジュールを伝える
・手遊び歌を赤ちゃんの目の前で行う
・絵本を読む
・赤ちゃんがしていることを口に出して伝える(ボールを持っているねとか)
ちなみに私がしていた手遊び歌や童謡で、子供に好評だった曲はこちらです。
野菜の歌、とんとんとんとんひげじいさん、むすんでひらいて、あたまかたひざぽん、ゲンコつ山のたぬきさん、鬼のパンツ、デンデンムシ、アイアイ、グーちょきパー
1歳の時にこんなアイテムも取り入れました!
ボタンを押すと曲が流れてるので便利です!
歌詞が曖昧な曲も歌詞がついているので、曲のページを開きながら歌えます!
たくさん赤ちゃんに話しかけると子供の言語能力が向上しそのスピードも上がる
理想は1時間に2100語だそうです。
生後2ヶ月の時とかは、そんなに喋ることないと思っていました。
むりやり喋りかけなくてもいいそうです。
赤ちゃんをよく見て、口にしている言葉を真似る。
笑い声や顔の表情も真似する。
赤ちゃんが自分なりの言葉を発しようとしていたら大げさに反応する。
こんな感じで良いそうです。
大事なのは、映像とかではなく実際に人が赤ちゃんとコミュニケーションを取ることが大事だと筆者は何回も言ってました。
そうは言っても低月齢の時はあまり反応がないので何をしゃべって良いのか困る
そう思うことが多くなりこちらの本を買いました。
月齢別の語りかけ方や遊び方、発達の目安が載っています!
一緒に遊ぶのに何をして遊べばいいのか困った時にとても役に立ちました。
探究心を育てるために
この本には、子供は好奇心の塊、生まれながらの冒険家なのでその行動を上から抑えつけるようなことはしないと書いてました。
親からしたら迷惑な行動(棚にしまっているものを全部出される、ティッシュを箱から全部出す、おもちゃを投げるなど)をされても叱るのではなく、見守ることを徹底しました。
ただ、危険なことだけは「ダメよ」とはっきりと伝えることにしていました。
ハイハイの時はまだ家の中の数カ所にゲートを設置していましたが、歩くようになるとゲートを撤去してどこでも行けるようにしました。
なので出来るだけ危ないものは撤去して、「ダメ」と注意しなくていい環境づくりを徹底しました。
また、褒めるときは努力や過程を褒めるのが良いと書いてました。
例えテストでいい点を取っても頭がいいと言わないこと。
テストでいい点を取ってきたら「よく頑張って勉強したね。あなたを誇りに思うわ。」と努力した過程を褒めることが大切だそうです。
自制心を育てるために
両親が子供の感情にどう対処するかで自制心を育てることができるそうです。
自制心を育てるためには、子供の感情を察し、それに対応して励まし、感情のコントロールについて助言することが重要だそうです。
悲しみや怒り、嫉妬などまず私自身が感情について知ることから始めました。
旦那から、「来週は日曜しか家にいない」と言われた時に湧き上がってきた感情。
これは育児を手伝わずに週6も遊びの予定を入れたことへの怒りの感情だ、と自分の感情について知ることを行いました。
自分の感情を知ることで、子供が大泣きして訴えてきた時も、冷静にどうして泣いているかを分析することができるようになりました。
そしてこの本に書いてあったことで、もう少し子供が大きくなったら取り入れたいと思ったのがこちらです。
「子供には守らなければいけない家庭のルールがあることを説明した上でルールを設ける。」
そのルールに対する子供の考えも素直に話すよう促す。
子供の自立は歓迎し奨励はするが、家族の価値観はしっかりと守らせること。
もう少し大きくなる前に、家族で家庭のルールを決めて行く必要があるなと思いました。
創造性を育てるために
大事なのはオープンエンドの遊びをすることだそうです。
オープンエンドの遊びとは、ごっこ遊びや見立て遊びが当てはまります。
ごっこ遊び(見立て遊び)は、記憶力、想像力、自制心を育むのに最適だそうです。
コミュニケーション能力を育てるために
赤ちゃんは人の顔を見て感情を探っているそうです。
親や他の人間と顔を合わせてコミュニケーション取ることで、将来仕草や表情から相手の本心を読み取れる子になるそうです。
つまりコミュニケーション能力が育つそうです。
私は育児休暇中は、朝起きてから子供が夜寝るまで出来るだけ一緒に遊びました。
日中一緒に遊ぶ時間を作るために家事にかける労力を減らしました。
子供の離乳食は旦那がいる土日のどこかの時間で1週間分冷凍ストックを作りました。
平日の大人用の晩御飯は、ダイエットも兼ねて具沢山味噌汁を毎日作っていました。
味噌汁だけなので、子供が1人遊びに集中している15分とかでパパッと終わっていました。
(旦那にはそれプラスご飯とお肉焼いたりとかしてました。)
多めに作って、翌日の朝ごはんにも私も旦那もそれを食べてました。
なので朝ごはんを作る手間も省きました。
洗濯は乾燥まで一貫でして、掃除機は公園に出かけた時にロボット掃除機に全部屋掃除してもらいました。
洗い物は食洗機をかけ、お風呂掃除は子供の昼寝の時にしていました。
家事にかける労力を減らしたので、子供と関わる時間が持てて良かったです。
また、時には諦めることもしていました。
今日はしんどいから、料理を作らない、掃除しないといった日を作ったりしてました。
著者が言うには、小さい頃から子供を観察し感情を推測することによって、子供が成長してもその子供が話す言葉や身振り、表情から気持ちを読み取ることができるそうです。
なので今のうちにしっかりと子供と向き合って、今後来るであろう反抗期を乗り越えれたらいいなと思います。
テレビやスマホとの関わり方について
著者は、テレビは2歳未満には見せないようにする方がいいと言っています。
なぜなら、集中力の低下、言語習得力、読解力も低下するというデーターが出ているそうです。
2歳以降は観る番組を親が手助けするといいそうです。
特に、親と子供がやりとりできるようなものを選ぶのがベスト。
私はテレビをつけず、観たい番組は子供が寝てからPCで観るようになりました。
歩き出すまでは家にいることが多いので、「あーテレビでも観てダラダラしたいー」と思うこともありました。
そんな時はベビーカーに乗せて自分の買い物に行ったり、散歩に行きました。
歩き出してからは、午前中は公園、昼寝後もまた散歩に連れて行っていたのでテレビを観たいとも思わなくなりました。
また著者は、親と子供が一緒に運動する時間を作る、有酸素運動が特にいいと言っています。
まとめ
かなり内容の濃い1冊なので、今でも読み返して、日頃の育児に活かしています。
たまに、子供に対して日頃の自分のふるまいを客観視して、(無理強いしていないか、失望した態度を出していないか、不機嫌になっていないか)反省したり、改善方法を考えたりするのに役立ちます。
妊娠中に買って、結局全て読み終わったのは出産して2ヶ月ぐらい経っていたのですが、妊娠中に1回は読み終わっとけば良かったなと思います。
たくさんの知育本はありますが、まず1冊初めに読むのにいいと思う本です。
ぜひ興味ある方は読んでみてください。
コメント